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2020/12/15 10:38



NHKのあさイチで江戸更紗が取り上げられていた。

特に、ターコイズブルーの柄にアジアを感じた。

更紗(SARASA)は今から三千年以上前の遠い昔、インドで発祥した。その技術は西はヨーロッパ諸国に東は中国へ伝えられ、またタイ、インドネシアへ、さらに海を越えて日本へ伝えられたといわれている。

更紗「SARASA」は、国際語として世界各国で使われている。

日本にはじめて更紗がもたらされた時期は、室町時代といわれ、ポルトガル、イスパニア、オランダのいわゆる南蛮船や紅毛船によって、インド更紗やヨーロッパ更紗が船載されたと伝えられている。

この更紗の魅力は、木綿に染められた五彩(臙脂(えんじ)、藍、緑、黄、茶)のカラフルな染め模様にある。

私たちが更紗に対して、なんとなく異国情緒的なイメージをもつのは日本伝来の小紋や友禅とは異なって、原産地の風土の匂いとエキゾチックな感じがするからではないだろうか。

今、更紗の産地として現存しているのは江戸更紗だけのようである。(東京都産業労働局資料より)


アジアから日本へ、日本から世界へいいものをいろいろな形で伝えて行きたいですね。